根強い「出る杭は打たれる」
或る若い女性が今日こんなこと、話しました。

なるほど、まだまだ、日本は男尊女卑であり、出る杭は打たれる、という風習が根強いですね。
大学で「授業中、ドンドンと質問してください。また、こちらからも聞きますから、ドンドンと答えてください。さらに他の人の意見にさらに発言しても構いません。議論に発展してもよいです。これらを平常点としてつけますから」と先生が授業の一番最初の日におっしゃった、と。
そこで、彼女は、一番最初の質問に答えた。ほかに誰も答えなかったから。
次も答えた。ほかに誰も答えなかったから。

で、他の人が先生に「質問」した。
そこに彼女も「では、こういう場合は?」とさらに質問した。

こういう日々だったらしい。

だが、最近では、先生は、彼女が「あ、先生、いいですか」と手を挙げたり、
先生のところに質問に行くと、ため息をつかれる、という。

また、他の人はどうしてなにも言わないのか、平常点がつけられるのに、と不思議がっているが、
中には、彼女のことを「先生にすぐにつっこむ人」という表現をした人がいるらしい。

彼女はつっこんで、先生を槍玉にあげようと思っているのでもないし、
先生に反論しているのでもなく、単に質問に答えるか、「質問はありませんか」に積極的に質問をしている、という。

それも、いろいろと調べてから行くので、他の人にしてみれば、かなり難しいらしく、
また、先生もあまりつっこまれると、えぇっと、と十分に答えられる存在ではないらしいので

彼女の存在が疎ましいらしい、と感じる、と。

授業の最初に先生のほうから断りを入れたにも係らず。

「こういう場合、日本って、ああは言われても、黙っているほうが賢いんですね。
せいぜい1回くらい質問するほうが、かわいらしい、んですね」。

アメリカなら議論白熱で、日本人は黙っていて注意されるが、
まだまだ日本ではそうはいかない。

ゼミか、討論会か、正式に議論できる場であるようなときならともかく、

日本ではまだまだ難しいようで、とっても残念。

このような女性、きっと見えないところで辛い思いをしているのでしょうね。

テーマ:研究者の生活 - ジャンル:学問・文化・芸術

By めあり | 【2008/05/03 22:16】 | ちょっと辛いこと | トラックバック(0) |
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